銀座三越限定・アンテノールの焼きたて銀座マドレーヌ、期間限定の2種類食べ比べ
2018年9月オープン、限定品が多数揃うアンテノール銀座ブティック
銀座三越にあるアンテノール 銀座ブティックは2018年9月にオープンしました。
アンテノールは神戸発祥で関西や関東を中心に全国展開する定番人気のブランドで、おなじみの方が多いかと思います。
こちらの銀座ブティックは館内厨房から銀座ブティック限定の作りたてのお菓子が提供される特別なお店です。
今回は店頭のいちばん目立つところで販売されている焼きたて銀座マドレーヌの期間限定の2種類を購入しました。それぞれ7.5cm×4.5cmのオーソドックスなシェル型をしています。店頭ではシェル型に入った状態で並んでいるので道行く人の目を引きます。
焼きたて銀座マドレーヌ 苺
セミドライの苺をのせて焼き上げたマドレーヌです。卵の風味がしっかり感じられるマドレーヌ生地はバニラビーンズがたっぷり入って香りがふわっと広がります。バターもしっかりきいていて、ぎゅっと密度が高い食感の生地にいちごのフレッシュな酸味が際立ちます。
焼きたて銀座マドレーヌ ショコラ
深みのあるチョコレート色のマドレーヌにはダイス型のチョコレートがトッピングされています。苺同様、ぎゅっとした生地は見た目通り濃厚でほろ苦く、贅沢な大人の味わいです。
ギフトにおすすめの銀座ブティック限定マドレーヌ
焼きたてマドレーヌはこの他にプレーンがあります。日持ちは購入日の翌々日まで。日持ちは短いですが、すぐに食べることがわかっている差し入れや集まりの際のお菓子として用意すると喜ばれそうです。ギフトには曲げわっぱを使った詰め合わせがあり、見た目にも楽しめます。
また、日持ちする銀座マドレーヌという個包装のマドレーヌも銀座ブティック限定で取り扱ってますので、ギフトにはそちらもおすすめです。
今回は消費期限日にいただきましたが、焼きたてはまた印象が変わりそうなので、次回は焼きたてをすぐにいただいてみたいと思います。
日本で買えるのは今だけ!ブルーノ ルデルフのマカロン
ブルーノ ルデルフはフランス・ブルターニュのヴィトレに本店を構えるショコラトリーです。ルデルフ氏は名店で経験を積み、2007年にMOF(フランス国家最優秀職人章)を取得。ル・コルドン・ブルー日本校の講師を務めていたこともあります。日本ではサロン・デュ・ショコラやバレンタインシーズンの催事出展でのみ購入することができます。
今回はチョコレートではなく、珍しくマカロンがあったのでそちらを購入しました。
華やかなマルチカラーのパッケージが目を引きます。中には6個の色鮮やかなマカロンが。
マカロンのサイズは直径4cm、厚み2.5cm。ピエと呼ばれるマカロン生地の縁のフリルのような部分がしっかりとあります。
ショコラ
ビターベースのショコラガナッシュをサンドしています。
しっかりと苦みの存在感があるガナッシュはクラシカルな印象です。
キャラメルバナーヌ
バターキャラメルにバナナピューレを加えたガナッシュをサンドしています。
バターキャラメルの風味とバナナの甘みがチョコレートと溶け合い、豊かな味わいです。
ピスタチオ
ピスタチオペースト入りのガナッシュをサンドしています。
鮮やかなグリーンが特徴的で、ピスタチオの香りと柔らかな甘みが楽しめます。
パッション
パッションフルーツのパートドフリュイをサンドしています。
きゅんとする酸っぱさのパッションフルーツのパートドフリュイがなめらかにとろけます。
フリュイルージュ
ストロベリー、カシスなどのミックスベリーのパートドフリュイをサンドしています。
軽やかな赤ワインを思わせる、華やかな印象です。
フランボワーズ
フランボワーズピューレ入りのガナッシュをサンドしています。
ガナッシュにほんのりフランボワーズの華やかな香りがプラスされ意外と酸味が少なく、エレガントな味わいです。
サロン・デュ・ショコラ東京会場は終了していますが、各地で開催されているバレンタイン催事のブルーノ ルデルフにてマカロンが販売されているかもしれません。気になる方はぜひチェックしてみてください。
サロン・デュ・ショコラ限定!ジャン=ポール・エヴァンのチョコレートが楽しめるテイクアウトメニュー
サロン・デュ・ショコラ2019東京会場では、イートインやテイクアウトが昨年の2倍に増え話題になりました。その中でも、毎年こだわりのテイクアウトメニューを発表しているジャン=ポール・エヴァンは今年も根強い人気で行列が出来ていました。
最終日の午後に立ち寄ると並ぶことなくすぐに購入することができました。
ブースの中が見えるようになっていて、もし並ぶことになっても目で楽しむことができます。
タルトレット オ ショコラ スフレ
直径8cm、高さ2cmのボリュームあるタルトレットはセンターのハートマークがポイントです。
表面はパリッと、中はふわふわとろけるようなスフレにマダガスカル産のカカオを使用したビターなガナッシュが入っています。底はサクサクとしたタルト生地。
ベリーのように華やかな酸味のあるガナッシュの濃厚さと、スフレの軽やかさ、タルト生地の食感とバターの香りが絶妙なバランスです。
フイユテ ショコラ ノワール
直径7.5cm、厚み2cmのディスク状のこちらは多層構造。濃厚で柔らかいガナッシュを中心に、サクサクとしたシガレット生地、ヘーゼルナッツのプラリネとダコワーズ生地、更に薄いビターチョコレートで挟んでいます。カタログに食べ歩きしやすい、と書いてあったように形が崩れず食べられるのが嬉しいポイント。
適度な厚みのあるチョコレートはパリッと、ダコワーズはふんわり軽い食感でナッツが香り、ナッツの風味に負けない存在感のビターガナッシュはしっとり濃厚。さまざまな味わいと食感が同時にやってきて、それでいてまとまりがある、さすがエヴァン!と思わせる1品です。
チョコレートが美味しいのはもちろん、見た目や食べやすさまでトータルでクオリティが高いテイクアウトメニューを発表しているのはさすがの一言に尽きます。日にちや時間帯によっては長時間並ぶことになりますが、特にサロン・デュ・ショコラの会場で何を食べればいいのか迷う方にはまずエヴァンに行くのをおすすめします。
ちなみに今回は会場で食べる時間がなく持ち帰りましたが、すぐに食べない旨を伝えるとビニール袋に入れてもらえますので安心して購入することができます。そういった対応が早いのも、長年伊勢丹をはじめとする百貨店に入っているだけあるな、と思いました。
また来年のサロン・デュ・ショコラのテイクアウトメニューも今から楽しみです!
【サロン・デュ・ショコラ2019】会場で楽しめる充実のテイクアウトメニュー
今年も開催中!年に1度のチョコレートの祭典
毎年恒例のパリ発チョコレートの祭典サロン・デュ・ショコラが、新宿NSビルで開催中です。2019年は「ショコラは自然の贈りもの。」というテーマで、チョコレートとフルーツをはじめとしたさまざまな素材を組み合わせたアイテムが各ブランドで展開されています。また、天然のピンク色をした第4のチョコレートといわれるルビーチョコレートを使用したチョコレートがトレンドとなっています。
昨年の2倍に増えた充実のイートインとテイクアウトメニュー
今年は会場内で楽しめるイートインやテイクアウトメニューが充実して、その数は昨年の2倍。会期前から今年はイートインやテイクアウトを楽しみにしている方が多かったのではないでしょうか。
普段手に入らないチョコレートが買えるのはもちろん、生菓子や焼菓子まで味わえる貴重な機会。昨年のサロン・デュ・ショコラでは数々の焼菓子が話題になっていたため、ニーズに応えての流れだったのかと思います。
〈アルノー・ラエール・パリ〉クレープ
今年いちばんの行列を作っているのは、アルノー・ラエール・パリのクレープ。フランスでは2月2日の聖燭祭にクレープを食べる習慣があるそうです。
土曜日の10時半過ぎに入場し、11時半からの入場者が来る前に並び始めてブースの前に移動するまで30分程でした。そこから購入まで10分はかからなかったと思います。
こちらは昨年会場で使われていた写真と同じでしょうか、お茶目な表情のラエール氏がお出迎えです。
目の前で焼き上げられていくクレープ生地、こちらは生地までチョコレートです。
ラエール氏ご本人もひたすら仕上げを行なっています。ラエール氏が担当していたのは3種類のうちオランジュ ラム ショコラでした。
キャラメル サレ ショコラを購入しました。プレーン生地にキャラメルと濃厚なチョコレートクリームがたっぷり入っています。手渡される際にソースがこぼれやすいので気をつけてくださいと声をかけていただいた程。ブロンドカラーのチョコレートがかかったヌガティーヌはカカオニブ入りで香ばしく、もちもちのクレープ生地にチョコレートと塩気のあるキャラメルが溶け合った濃厚なソースが絡まります。ボリュームがあるのでお腹に余裕がある時にいただくのをおすすめします。
〈セバスチャン・ブイエ〉ブリオッシュ・ショコラ
毎年さまざまなテイクアウトメニューで私達を楽しませてくれるセバスチャン・ブイエの新作はブリオッシュというパンを使用。ただのパンに終わらせないのはさすがです。
表面を香ばしくキャラメリゼし、キャラメルのクレームブリュレとショコラのクリームをたっぷり絞り、トップにはボリュームあるカカオのチュイルをのせています。
ブリオッシュ自体は甘さが控えめで、キャラメリゼによって食感と甘さを足しています。ブリュレやクリームと共にいただくと更に満足感アップ。添えられた小さなスプーンでは少し食べづらいのが難点ですが、それでも最後まで楽しめる1品です。
いつもサービス精神旺盛なブイエ氏。日本人に向けたクリエイションにもその姿勢が現れています。
〈ミュゼ・ドゥ・ショコラ・テオブロマ〉ショコラ鯛焼き
日本を代表するショコラティエでありながら、常に新しいチャレンジをし続けるテオブロマ。こちらも毎年テイクアウトメニューが楽しみなブランドです。
今年はチョコレートの鯛焼きが登場です。通常の鯛焼きの半分程のサイズで、受け取った時は小さく感じました。しかし、食べてみると鯛焼きの生地はふわふわと柔らかく、中からはチョコレートが溢れてきますのでこのくらいのサイズでちょうどいいのだと思います。お腹に余裕がある方は2個3個とリピートしたくなること間違いないお味です。食べ歩きしようとしましたが、チョコレートが溢れるのでテーブルでいただきました。
〈ジ・オブローマ990〉カカオプレッソ
京都にあるダリケーから、挽きたてのカカオ豆にこだわったブランドとして昨年10月に立ち上げられた新ブランドです。京都のお店にはなかなか行けないので、嬉しい初出店です。
カカオ豆をエスプレッソのように抽出したドリンクは、豆そのものの味が楽しめます。まずはそのままでいただき、好みで砂糖を加えると味の変化を感じられます。香ばしい豆の風味とストレートな苦みから、砂糖の入れることによりぱっと華やかな香りが広がりました。苦みがあるので苦手な方はもうひとつのメニューであるイチゴの生チョコディップのほうがおすすめです。
こちらのマシーンで作られるできたてチョコレートのディップ、とても気になります。
サロン・デュ・ショコラ2019は1月29日(火)まで開催中
昨年からチケット制になり、賛否あるサロン・デュ・ショコラ。しかし、他のバレンタイン催事と比べてやはり特別な場であると毎年感じます。
貴重なチョコレートと出会える年に1度のイベントは終了まであとわずか。週明けはおそらくゆったりとした雰囲気でイベントを楽しめると思いますので、気になる方はぜひ足を運んでみてください。
皆様が今年もお気に入りの1品に出会えますように!
横浜中華街・華正樓の期間限定チョコレート月餅
横浜中華街にある華正樓の月餅と中華菓子は、横浜に住んでいた頃手みやげや自宅用によく購入していました。
中でも出会えるのを楽しみにしていたのは、期間限定のチョコレートを使った月餅。以前もご紹介しましたが、今回は2種類です。
定番の杏仁酥とともにいただきます。
杏仁酥
直径8㎝程の大きさが目を惹く、つややかなアーモンドクッキー。バターを使用する洋菓子のクッキーと違いラードを使用しているのでアーモンドの香ばしさが際立ちます。さくさく・ほろほろとした食感でくせがなく、さまざまな種類のお茶やコーヒーなどのお供にぴったりです。
巧克力月餅
巧克力はチョコレートの意。漆黒の月餅の中には白インゲン豆がベースのチョコレート餡が入っています。しっとり濃厚でありながら、後味はすっきり。緑茶にも合いそうです。
可可亜椰蓉月餅
巧克力月餅と同じ漆黒の見た目ですが、こちらは中に明るい色のココナッツ餡が入っています。ほろ苦い生地と甘いココナッツ餡のバランスがよく、シャキシャキとした食感が楽しめます。
華正樓は横浜中華街以外にも、みなとみらいにあるランドマークプラザや横浜市内と都内の高島屋などでも購入することができます。
月餅は重くかさばるので、中華街の観光で購入すると持ち歩きが大変になってしまうことも。私は移動に便利な横浜駅や新横浜駅で購入することが多かったです。
定番から期間限定までさまざまな種類の月餅が揃いますので、横浜のおみやげにおすすめです。
ベルギーより初上陸、期待のブランド マレーン・クーチャンス【サロン・デュ・ショコラ2018】
いよいよ明日からサロン・デュ・ショコラ2019一般会期が始まります。正確には本日、カード会員のみ入場できるプレオープン日なので既に始まっていますね!これから行かれる方、今年も楽しみましょう。
昨年のサロン・デュ・ショコラの記事でアップしていなかったものを今更ながら公開しますので、今後の参考にしていただけると幸いです。
サロン・デュ・ショコラ2018で初上陸、マレーン・クーチャンス
マレーン・クーチャンスはベルギー・ゲントのショコラティエです。ザ・ペニンシュラ香港でシェフショコラティエを務めた経歴の持ち主で、数々の受賞歴もある実力派。日本には2018年のサロン・デュ・ショコラで初上陸を果たしました。
ちなみに、日本における販売元は千寿せんべいでおなじみの京菓子處 鼓月。京菓子店がチョコレート市場に本格参入するにあたって選んだのがマレーン・クーチャンスでした。
カカオポッドに見立てたフィンガープリント(指紋)がブランドロゴに用いられています。文字もそれに合わせてかすれたようなプリントに。最初は自分の不注意でかすれてしまったのかととても焦りました…元々こういったデザインです。
初めてのブランドなのでいちばん小さなショコラアソート4個入り(フルーツ)を購入しました。直径3cm、厚さは5mm程の円盤型が3種類と同じくらいのサイズのハート型が1種類入っています。
(左) フィンガープリント
コーヒーを加えたヘーゼルナッツのプラリネをダークチョコレートでコーティングしています。ザクザクと粗いプラリネとヘーゼルナッツの香ばしい香りをコーヒーとダークチョコレートの苦みが包みます。表面はロゴになっている指紋モチーフのホワイトチョコレート。まるでヘーゼルナッツシロップを使ったラテのようです。
(右) ゼブラ
ホワイトチョコレートベースのバニラガナッシュをダークチョコレートでコーティングしています。2種類のバニラをブレンドしたガナッシュはなめらかで奥深い香り。ダークチョコレートが引き締め、すっきりとした苦みが残ります。
(左) レッドハート
ブラックベリーのゼリーとガナッシュをホワイトチョコレートでコーティングしています。ゼリーとガナッシュは柔らかく混ざり合い、上品な味わい。ホワイトチョコレートの甘みが加わり、ベルギーチョコレートらしいしっかりとした甘さがあります。
(右) クレームブリュレ
バニラクリームのガナッシュをミルクチョコレートでコーティングしています。表面のキャラメリゼされた砂糖がアクセントに。ガナッシュはキャラメル色でほんのりクレームブリュレのような香ばしさ。ミルクチョコレートが甘すぎず、キャラメルガナッシュとの一体感があります。
2019年の新作にも注目!
全体を通して、ガナッシュのなめらかさと口どけの良さが印象的でした。構成にこだわり、さまざまな味を表現する正統派のベルギーチョコレートです。
2019年の新作は塩キャラメルやジャンドゥーヤといった定番からラムやスコッチを使用した大人向けの味、山椒を使った個性的なものまで気になるラインナップが揃っています。
サロン・デュ・ショコラやバレンタイン催事でいくつか出店がありますので、見かけたらぜひチェックしてみてください。
【2018】マレーン・クーチャンス|サロン・デュ・ショコラ日本公式サイト
待望の日本再上陸!ベルギー発ショコラティエ・マレーン クーチャンス | 京菓子處 鼓月 京都からこだわりの和菓子をお届け致します
まんじゅうでおなじみ・十万石の焼きモンブラン
埼玉出身の方にはおなじみ、十万石
十万石(じゅうまんごく)は埼玉県行田市に本店がある和菓子店です。テレ玉(テレビ埼玉)にて放映されている「うまい、うますぎる『十万石まんじゅう』」のCMが印象的で、埼玉出身の方にはおなじみのお店です。
とはいえ、店舗が行田を中心に埼玉県東部から北部に展開しているため、実際に十万石まんじゅうを食べたことがある!という人がそこまで多くないのも、埼玉県民らしいエピソードだと思っています。ちなみに所沢出身の私は十万石まんじゅうは食べた記憶がない(1回くらいは食べているかも?)レベルです。
今回はそんな十万石から、洋菓子のエッセンスを取り入れた和菓子をご紹介します。
焼きモンブラン
直径5cm、高さ4.5cmの小さなカップケーキのような見た目です。
焼き栗ペーストの中に蜜漬けした渋皮付きの栗がごろっと入っています。
ペーストは栗の食感を残しつつなめらかで、岐阜・中津川名物の栗きんとんに近いイメージです。中に入っている栗は半粒ほどのサイズでしっとりと甘みがあります。原材料に小麦粉が入っておらず、栗そのものを異なる食感で楽しめます。
個人的に栗を使用したお菓子が苦手でモンブランもほとんど食べませんが、こちらは気に入っていくつかいただきました。
焼きモンブランは冬のギフトにおすすめ
栗のお菓子は好きな方が多いので、手みやげによさそうですね。小ぶりなサイズで甘さもちょうどよく、コーヒーからお茶までいろいろな飲み物と合うと思います。
焼きモンブランのみの詰め合わせの他に、彩の国ポテトや彩の国オランジェといった焼菓子との詰め合わせもあり、バラエティ豊かなラインナップから選べます。和菓子に馴染みがない方にも喜ばれそうな焼菓子はさまざまな年代の方におすすめです。