【サロン・デュ・ショコラ2019】会場で楽しめる充実のテイクアウトメニュー
今年も開催中!年に1度のチョコレートの祭典
毎年恒例のパリ発チョコレートの祭典サロン・デュ・ショコラが、新宿NSビルで開催中です。2019年は「ショコラは自然の贈りもの。」というテーマで、チョコレートとフルーツをはじめとしたさまざまな素材を組み合わせたアイテムが各ブランドで展開されています。また、天然のピンク色をした第4のチョコレートといわれるルビーチョコレートを使用したチョコレートがトレンドとなっています。
昨年の2倍に増えた充実のイートインとテイクアウトメニュー
今年は会場内で楽しめるイートインやテイクアウトメニューが充実して、その数は昨年の2倍。会期前から今年はイートインやテイクアウトを楽しみにしている方が多かったのではないでしょうか。
普段手に入らないチョコレートが買えるのはもちろん、生菓子や焼菓子まで味わえる貴重な機会。昨年のサロン・デュ・ショコラでは数々の焼菓子が話題になっていたため、ニーズに応えての流れだったのかと思います。
〈アルノー・ラエール・パリ〉クレープ
今年いちばんの行列を作っているのは、アルノー・ラエール・パリのクレープ。フランスでは2月2日の聖燭祭にクレープを食べる習慣があるそうです。
土曜日の10時半過ぎに入場し、11時半からの入場者が来る前に並び始めてブースの前に移動するまで30分程でした。そこから購入まで10分はかからなかったと思います。
こちらは昨年会場で使われていた写真と同じでしょうか、お茶目な表情のラエール氏がお出迎えです。
目の前で焼き上げられていくクレープ生地、こちらは生地までチョコレートです。
ラエール氏ご本人もひたすら仕上げを行なっています。ラエール氏が担当していたのは3種類のうちオランジュ ラム ショコラでした。
キャラメル サレ ショコラを購入しました。プレーン生地にキャラメルと濃厚なチョコレートクリームがたっぷり入っています。手渡される際にソースがこぼれやすいので気をつけてくださいと声をかけていただいた程。ブロンドカラーのチョコレートがかかったヌガティーヌはカカオニブ入りで香ばしく、もちもちのクレープ生地にチョコレートと塩気のあるキャラメルが溶け合った濃厚なソースが絡まります。ボリュームがあるのでお腹に余裕がある時にいただくのをおすすめします。
〈セバスチャン・ブイエ〉ブリオッシュ・ショコラ
毎年さまざまなテイクアウトメニューで私達を楽しませてくれるセバスチャン・ブイエの新作はブリオッシュというパンを使用。ただのパンに終わらせないのはさすがです。
表面を香ばしくキャラメリゼし、キャラメルのクレームブリュレとショコラのクリームをたっぷり絞り、トップにはボリュームあるカカオのチュイルをのせています。
ブリオッシュ自体は甘さが控えめで、キャラメリゼによって食感と甘さを足しています。ブリュレやクリームと共にいただくと更に満足感アップ。添えられた小さなスプーンでは少し食べづらいのが難点ですが、それでも最後まで楽しめる1品です。
いつもサービス精神旺盛なブイエ氏。日本人に向けたクリエイションにもその姿勢が現れています。
〈ミュゼ・ドゥ・ショコラ・テオブロマ〉ショコラ鯛焼き
日本を代表するショコラティエでありながら、常に新しいチャレンジをし続けるテオブロマ。こちらも毎年テイクアウトメニューが楽しみなブランドです。
今年はチョコレートの鯛焼きが登場です。通常の鯛焼きの半分程のサイズで、受け取った時は小さく感じました。しかし、食べてみると鯛焼きの生地はふわふわと柔らかく、中からはチョコレートが溢れてきますのでこのくらいのサイズでちょうどいいのだと思います。お腹に余裕がある方は2個3個とリピートしたくなること間違いないお味です。食べ歩きしようとしましたが、チョコレートが溢れるのでテーブルでいただきました。
〈ジ・オブローマ990〉カカオプレッソ
京都にあるダリケーから、挽きたてのカカオ豆にこだわったブランドとして昨年10月に立ち上げられた新ブランドです。京都のお店にはなかなか行けないので、嬉しい初出店です。
カカオ豆をエスプレッソのように抽出したドリンクは、豆そのものの味が楽しめます。まずはそのままでいただき、好みで砂糖を加えると味の変化を感じられます。香ばしい豆の風味とストレートな苦みから、砂糖の入れることによりぱっと華やかな香りが広がりました。苦みがあるので苦手な方はもうひとつのメニューであるイチゴの生チョコディップのほうがおすすめです。
こちらのマシーンで作られるできたてチョコレートのディップ、とても気になります。
サロン・デュ・ショコラ2019は1月29日(火)まで開催中
昨年からチケット制になり、賛否あるサロン・デュ・ショコラ。しかし、他のバレンタイン催事と比べてやはり特別な場であると毎年感じます。
貴重なチョコレートと出会える年に1度のイベントは終了まであとわずか。週明けはおそらくゆったりとした雰囲気でイベントを楽しめると思いますので、気になる方はぜひ足を運んでみてください。
皆様が今年もお気に入りの1品に出会えますように!
横浜中華街・華正樓の期間限定チョコレート月餅
横浜中華街にある華正樓の月餅と中華菓子は、横浜に住んでいた頃手みやげや自宅用によく購入していました。
中でも出会えるのを楽しみにしていたのは、期間限定のチョコレートを使った月餅。以前もご紹介しましたが、今回は2種類です。
定番の杏仁酥とともにいただきます。
杏仁酥
直径8㎝程の大きさが目を惹く、つややかなアーモンドクッキー。バターを使用する洋菓子のクッキーと違いラードを使用しているのでアーモンドの香ばしさが際立ちます。さくさく・ほろほろとした食感でくせがなく、さまざまな種類のお茶やコーヒーなどのお供にぴったりです。
巧克力月餅
巧克力はチョコレートの意。漆黒の月餅の中には白インゲン豆がベースのチョコレート餡が入っています。しっとり濃厚でありながら、後味はすっきり。緑茶にも合いそうです。
可可亜椰蓉月餅
巧克力月餅と同じ漆黒の見た目ですが、こちらは中に明るい色のココナッツ餡が入っています。ほろ苦い生地と甘いココナッツ餡のバランスがよく、シャキシャキとした食感が楽しめます。
華正樓は横浜中華街以外にも、みなとみらいにあるランドマークプラザや横浜市内と都内の高島屋などでも購入することができます。
月餅は重くかさばるので、中華街の観光で購入すると持ち歩きが大変になってしまうことも。私は移動に便利な横浜駅や新横浜駅で購入することが多かったです。
定番から期間限定までさまざまな種類の月餅が揃いますので、横浜のおみやげにおすすめです。
ベルギーより初上陸、期待のブランド マレーン・クーチャンス【サロン・デュ・ショコラ2018】
いよいよ明日からサロン・デュ・ショコラ2019一般会期が始まります。正確には本日、カード会員のみ入場できるプレオープン日なので既に始まっていますね!これから行かれる方、今年も楽しみましょう。
昨年のサロン・デュ・ショコラの記事でアップしていなかったものを今更ながら公開しますので、今後の参考にしていただけると幸いです。
サロン・デュ・ショコラ2018で初上陸、マレーン・クーチャンス
マレーン・クーチャンスはベルギー・ゲントのショコラティエです。ザ・ペニンシュラ香港でシェフショコラティエを務めた経歴の持ち主で、数々の受賞歴もある実力派。日本には2018年のサロン・デュ・ショコラで初上陸を果たしました。
ちなみに、日本における販売元は千寿せんべいでおなじみの京菓子處 鼓月。京菓子店がチョコレート市場に本格参入するにあたって選んだのがマレーン・クーチャンスでした。
カカオポッドに見立てたフィンガープリント(指紋)がブランドロゴに用いられています。文字もそれに合わせてかすれたようなプリントに。最初は自分の不注意でかすれてしまったのかととても焦りました…元々こういったデザインです。
初めてのブランドなのでいちばん小さなショコラアソート4個入り(フルーツ)を購入しました。直径3cm、厚さは5mm程の円盤型が3種類と同じくらいのサイズのハート型が1種類入っています。
(左) フィンガープリント
コーヒーを加えたヘーゼルナッツのプラリネをダークチョコレートでコーティングしています。ザクザクと粗いプラリネとヘーゼルナッツの香ばしい香りをコーヒーとダークチョコレートの苦みが包みます。表面はロゴになっている指紋モチーフのホワイトチョコレート。まるでヘーゼルナッツシロップを使ったラテのようです。
(右) ゼブラ
ホワイトチョコレートベースのバニラガナッシュをダークチョコレートでコーティングしています。2種類のバニラをブレンドしたガナッシュはなめらかで奥深い香り。ダークチョコレートが引き締め、すっきりとした苦みが残ります。
(左) レッドハート
ブラックベリーのゼリーとガナッシュをホワイトチョコレートでコーティングしています。ゼリーとガナッシュは柔らかく混ざり合い、上品な味わい。ホワイトチョコレートの甘みが加わり、ベルギーチョコレートらしいしっかりとした甘さがあります。
(右) クレームブリュレ
バニラクリームのガナッシュをミルクチョコレートでコーティングしています。表面のキャラメリゼされた砂糖がアクセントに。ガナッシュはキャラメル色でほんのりクレームブリュレのような香ばしさ。ミルクチョコレートが甘すぎず、キャラメルガナッシュとの一体感があります。
2019年の新作にも注目!
全体を通して、ガナッシュのなめらかさと口どけの良さが印象的でした。構成にこだわり、さまざまな味を表現する正統派のベルギーチョコレートです。
2019年の新作は塩キャラメルやジャンドゥーヤといった定番からラムやスコッチを使用した大人向けの味、山椒を使った個性的なものまで気になるラインナップが揃っています。
サロン・デュ・ショコラやバレンタイン催事でいくつか出店がありますので、見かけたらぜひチェックしてみてください。
【2018】マレーン・クーチャンス|サロン・デュ・ショコラ日本公式サイト
待望の日本再上陸!ベルギー発ショコラティエ・マレーン クーチャンス | 京菓子處 鼓月 京都からこだわりの和菓子をお届け致します
まんじゅうでおなじみ・十万石の焼きモンブラン
埼玉出身の方にはおなじみ、十万石
十万石(じゅうまんごく)は埼玉県行田市に本店がある和菓子店です。テレ玉(テレビ埼玉)にて放映されている「うまい、うますぎる『十万石まんじゅう』」のCMが印象的で、埼玉出身の方にはおなじみのお店です。
とはいえ、店舗が行田を中心に埼玉県東部から北部に展開しているため、実際に十万石まんじゅうを食べたことがある!という人がそこまで多くないのも、埼玉県民らしいエピソードだと思っています。ちなみに所沢出身の私は十万石まんじゅうは食べた記憶がない(1回くらいは食べているかも?)レベルです。
今回はそんな十万石から、洋菓子のエッセンスを取り入れた和菓子をご紹介します。
焼きモンブラン
直径5cm、高さ4.5cmの小さなカップケーキのような見た目です。
焼き栗ペーストの中に蜜漬けした渋皮付きの栗がごろっと入っています。
ペーストは栗の食感を残しつつなめらかで、岐阜・中津川名物の栗きんとんに近いイメージです。中に入っている栗は半粒ほどのサイズでしっとりと甘みがあります。原材料に小麦粉が入っておらず、栗そのものを異なる食感で楽しめます。
個人的に栗を使用したお菓子が苦手でモンブランもほとんど食べませんが、こちらは気に入っていくつかいただきました。
焼きモンブランは冬のギフトにおすすめ
栗のお菓子は好きな方が多いので、手みやげによさそうですね。小ぶりなサイズで甘さもちょうどよく、コーヒーからお茶までいろいろな飲み物と合うと思います。
焼きモンブランのみの詰め合わせの他に、彩の国ポテトや彩の国オランジェといった焼菓子との詰め合わせもあり、バラエティ豊かなラインナップから選べます。和菓子に馴染みがない方にも喜ばれそうな焼菓子はさまざまな年代の方におすすめです。
グラマシーニューヨーク・ギフトにおすすめ!人気の焼菓子
グラマシーニューヨークは関東の百貨店を中心に展開するブランドです。ジョトォ、キースマンハッタンや最近ではファウンドリー、オードリーを展開する愛知県のプレジィールが母体となっています。
世界の最先端を行くニューヨークの中でも文化と歴史に培われ洗練されたグラマシー地区をテーマイメージとして作られたブランドです。
今回はギフトに人気の焼菓子を4種類いただきました。
左上から時計回りに、
- シチリア
- フルーツタルト
- ニューヨークチーズケーキ
- ウォールナッツファンキー
ニューヨークチーズケーキ
グラマシーニューヨークで人気のニューヨークチーズケーキ。3cm×8cm、厚み2cmのスティック状のチーズケーキです。
ふわっと漂うのは濃厚なチーズの香り。クリームチーズやマスカルポーネチーズなど数種類のチーズをブレンドしています。
もともとふんわりとした食感ですが、試しにレンジで数秒温めると更にふわっとした食感になり、チーズの香りもより深まります。
シチリア
イタリアのカンノーリというお菓子にインスパイアされて作られたというシチリア。2.5cm×7cmでニューヨークチーズケーキよりひとまわり小さいです。
ラングドシャ生地にミルククリームがたっぷり入っています。生地とクリームの間にラスクのような生地が入っていて、クリームが入っていてもラングドシャのサクサクとした食感はそのままに保たれています。
常温で日持ちする素材で作られたクリームは好みが分かれそうですが、トッピングのオレンジやアーモンド、ピスタチオがアクセントになり、クリームの独特の風味がそこまで気になりません。
フルーツタルト
4cm×9cm、厚み2.5cmのボリュームあるフルーツタルト。オレンジ、アップル、クランベリーがあしらわれた華やかな焼菓子です。底のタルト生地の上に重なるきれいなピンク色の生地が目を引きます。
柔らかいタルト生地は全体と調和し、フルーツケーキを食べているようです。塩気がありほんのりチーズのような風味で甘みを引き立てます。
フレッシュなセミドライフルーツとバターが香る生地の組み合わせはどこか懐かしいような味わいで、さまざまな年代の方におすすめです。
ウォールナッツファンキー
直径5cmと手頃なサイズのウエハースにたっぷりのナッツがのったウォールナッツファンキー。ブラウンがかったウエハースは軽くサクサクとした食感で、キャラメリゼしたナッツとの相性抜群です。
アーモンド、カシューナッツ、くるみの3種類を使用しており、ゴロゴロと大きめのカットなのが嬉しいです。コーヒーに合わせましたが、お酒にも合いそうです。軽くいただけるのでひとつ、またひとつと手が止まらなくなります。
スタイリッシュなパッケージの焼菓子はさまざまな用途のギフトにぴったりです。
店舗が関東・関西・名古屋・博多のみなのでそれ以外の地域にお住まいの方に贈ると特に喜ばれそうですね。
これからの時期はバレンタイン向けの焼菓子が登場しますので、そちらもチェックしてみてください。
カカオロースターファクトリーのカカオたっぷり焼菓子【クラフトチョコレートフェスティバル2018】
カカオロースターファクトリーは大阪にある菓子店テルツェット・ケイと自家焙煎珈琲バビルサの共同チョコレートブランドです。
2018年11月に開催されたクラフトチョコレートフェスティバルにて焼菓子を購入しました。東京ではこのイベントで初出店。
チョコココナッツリング
人気ナンバーワンの焼きドーナツは、ココナッツとカカオニブが混ぜ込まれたドーナツ生地にチョコレートがけ、更にココナッツがふんだんにまぶしてあります。
カカオニブ好きにはたっぷりのカカオニブが嬉しいです。原材料の中に「梅酢」と記載があり、その独特の風味が感じられユニークです。ココナッツ、カカオニブと個性的な素材をすっきりとまとめたかったのでしょうか、なぜ入れたのかとても気になります。
アメリカンチャンク・カカオナッツ
手のひらサイズのボリュームあるクッキー。その大きさとごつごつとした形がアメリカンな雰囲気です。
表面から見てわかるほどたっぷりのカカオニブに、アーモンドとくるみがごろっと入っています。ソフトなクッキー生地にそれぞれの食感がいいアクセントになっています。
チョコレートや焼菓子の他に、糀カカオというビーントゥバーチョコレートと麹甘酒を使用したカカオペーストが種類豊富にあり気になりました。
大阪では催事出店でも手に入る機会がありますので、お近くのチョコレート好きの方はぜひチェックしてみてください。
2019年のケーキ初めは、ひばりヶ丘にオープンしたル マグノリアで
2018年11月にオープンしたル マグノリア
2019年のケーキ初め。ひばりヶ丘にオープンしたパティスリー・ショコラトリー ル マグノリアのケーキをいただきました。
ル マグノリアは2018年11月にオープンした新しいお店です。シェフの伊東氏は川口にあるパティスリー・ショコラトリー シャンドワゾーのスーシェフを務めていた経歴の持ち主。期待が高まります!
お店は西武池袋線ひばりヶ丘駅から徒歩10分程の場所にあります。深いブルーの外観が上品で美しく、店内はホワイトを基調とした明るい雰囲気。店名になっているマグノリアやフランスをイメージさせる装飾がフェミニンな印象を与えます。イートインスペースはなく、持ち帰りのみです。
年始は短縮営業期間の閉店1時間前に訪れたため、ケーキは種類が限られていました。その中から選んだのはこちらです。
シャンティ ショコラ
ショートケーキがチョコバナナ味になったような構成のケーキです。(463円)
チョコレートのスポンジはシフォンケーキ生地のようにふんわりとしていて優しい風味。シロップをうつことでしっとりとした食感とチョコレートの味がプラスされています。
スライスされたバナナはチョコレートと相性抜群です。
シューアラクレーム
ザクザクとした生地が特徴的なシュークリームです。
ダイスカットのアーモンドが香ばしいアクセントになっています。
たっぷり入ったクリームは濃いたまご色。見た目通り濃厚で風味豊かです。
クレームキャラメル
キャラメル風味のプリンです。(352円)
とても柔らかくとろけるような食感のプリンはキャラメルの香り。トップはトロトロとした甘みのあるクリームです。底のカラメルはほろ苦く、全体を引き締めています。
今回はケーキの種類が少ない中から選びましたが、種類がたくさんあったら選ばないかもしれないクレームキャラメルやシューアラクレームを食べられてよかったです。
また他のケーキが楽しみになるような美味しさでした。定期的にチェックしていきたいお店です。