チョコレートとバナナのマリアージュ フランク・ケストナーのタブレット・バナーヌ
サロン・デュ・ショコラ2017で話題になったタブレット
昨年のサロン・デュ・ショコラでいちばん話題になっていたのではないでしょうか、フランク・ケストナーのタブレット・バナーヌ。
フランク・ケストナー氏は2003年に27歳の若さで日本の人間国宝にあたるM.O.F.(フランス国家最優秀職人章)の称号を取得したショコラティエです。
出身地であるフランス・ロレーヌ地方サレグミンにアトリエと本店があります。
昨年のサロン・デュ・ショコラでは即完売していたこちらのタブレット、サロン・デュ・ショコラ2017人気アイテムのオンライン再販で購入し、ようやくいただくことができました。
完熟したバナナを思わせる見た目が個性的です。開封するとカカオの華やかな香りが漂い、うっとりとしてしまいます。
手で割ってみると、タブレット特有のパキッという音ではなく、はかなくめりめりと割れていきます。見た目はタブレットですが、バナナのジュレとガナッシュの2層をビターチョコレートでコーティングしたような構成になっていて、限りなくボンボンショコラに近いタブレットという印象です。
とろりと見えるバナナのジュレはラム酒が香り、甘く官能的。洋梨も使用していて、フルーティさが強調されます。
その下のガナッシュはびっくりするほどシンプルなビターです。それなのに全体でいただくと複雑なフレーバーを感じるのがとても興味深いです。
サロン・デュ・ショコラ2018でも販売されているようですので、気になる方は是非お試しくださいませ!