伊勢丹新宿店フランス展でマカロンのルーツに出会う、オ・ブレ・マカロン

フランス最古のマカロン?!マカロン ド コルムリー

カロンというとマカロン・パリジャンと呼ばれるクリームやガナッシュをサンドしたカラフルなものを思い浮かべますね。しかし、マカロンはさまざまなルーツがありフランスの地方によって全く違う形で作られています。

8世紀後半にフランス・ロワール地方のコルムリーにある修道院で生まれたとされるマカロン ド コルムリー。フランス各地で作られているマカロンの中でも最も古くからあるマカロンです。

現在コルムリーでマカロンを作っているのは2店のみで、今回出店のオ・ブレ・マカロンはそのうちの1店。コルムリーで生まれた当時のレシピを再現しています。

フランス展の会場ではるばるコルムリーから来た職人がその場で焼き上げ販売している貴重な機会だったので、ナチュールとフランボワーズ両方いただきました。

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ナチュール

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オ・ブレ・マカロンのものは直径4cm程のリング型が特徴的。ふっくらと厚みがあり、食感はもっちりとしています。アーモンドがたっぷり使われていて、甘みはしっかり。

 

フランボワーズ

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こちらはフランボワーズが生地に混ぜ込まれています。その華やかな香りはまさにフランスのイメージそのもの。フランボワーズの酸味がほんのり加わりますが、こちらもしっかりとした甘みがあります。

 

シンプルな素材で作られるマカロン、中世の人々が食べていたと思うとなんだか不思議な気分になります。

華やかなマカロンとは全く異なる、このほっとするような素朴な味わいもいいですね。

これからも変わらない味を守り続けてほしいマカロンです。

 

これがマカロン!? 中世から受け継がれるロワール地方の郷土菓子。フランス展|2018|伊勢丹新宿店