リリアン・ボンヌフォアのクリエイションを味わう、ショコラアソート9個入り

2015年にオープンしたリリアン・ボンヌフォア氏のブティック

リリアン・ボンヌフォアは南仏にあるラグジュアリーホテル「オテル・デュ・キャップ エデン=ロック」のシェフパティシエを務めるリリアン・ボンヌフォア氏が2015年にフランス・アンティーブにオープンしたブティックです。

日本には2017年のバレンタインシーズンに初上陸。日本に熱烈なファンが多いリリアン氏の個人名義ブランドの初上陸はとても話題になりました。

エデン=ロックのチョコレートは毎年購入していたものの、リリアン・ボンヌフォアは今年初めて購入しました。

今回はショコラ アソート 9個入りをご紹介します。

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パッケージの色やデザインがエデン=ロックとはまた違った印象です。繊細なパステルカラーが日本の春にぴったりですね。

 

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1 アルカト・カカオ66% ビターチョコレートのプレーンガナッシュ

1粒目はカカオ含有量がやや低めのビターチョコレートを使用したシンプルなガナッシュクレームブリュレを思わせる風味と、梨やバナナのような甘みがあります。

まろやかな口溶けに柔らかく繊細なほろ苦さが微かに感じられます。

 

2 グリオットとさくら茶風味のガナッシュ

グリオットの赤い層とビターチョコレートガナッシュが重なる、見た目からフレッシュな印象を受けます。

口にすると途端にグリオットの瑞々しい酸味が溢れ、とても華やか。

奥底で香るさくら茶が落ち着いた雰囲気を加え、お茶を飲んだ後のような余韻が続きます。

 

3 サマナ・カカオ70% ビターチョコレートのプレーンガナッシュ

平均的なカカオ含有量のビターチョコレートを使用したガナッシュ。まずはコーヒーを思わせる香りが立ち上がります。だんだんハーバル、ウッドのような香りに変化。うっとりするような色気がある余韻を楽しめます。

 

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4 ヨーグルトガナッシュとエグランチーヌのジュレ

ミルクチョコレートコーティングの中に、白いヨーグルトガナッシュとバラ色のジュレが層になっています。エグランチーヌとは、バラの品種名です。

さわやかでクリーミーなヨーグルトの風味とほんのりバラの香り。見た目よりさっぱりとしています。

 

5 ヒマワリとトウモロコシのプラリネ

ヒマワリとトウモロコシをペースト状にしたプラリネはきめが細かくなめらかで軽い食感。ミルクチョコレートにプラリネの香ばしさと塩気がきいています。

ほんのりヒマワリの香りが夏の日差しを思い起こすアクセントに。

 

6 アプリコットとラベンダー風味ガナッシュ

ミルクチョコレートコーティングの中に、アプリコットガナッシュが層になっています。

南仏を連想させるラベンダーの香りがしっかり、アプリコットのフレッシュな酸味と相性がいいです。アロマテラピー効果がありそうな1粒。

 

 

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7 スュル・デル・ラゴ カカオ75% ビターチョコレートのプレーンガナッシュ

これまでのシンプルなビターチョコレートガナッシュの中でカカオ含有量がいちばん多く、カカオそのもののすっきりとしたほろ苦さがストレートに伝わってきます。

それでいて上品な味わい。お酒に合わせてゆっくり楽しみたいです。

 

8 マンダリン風味ガナッシュ

ビターチョコレートコーティングの中に、明るい色のマンダリンとビターガナッシュが層になっています。溢れる果実味は夏のイメージ。

マンダリンにもガナッシュにもそれぞれ特有の苦みがなく、ひたすらにさわやかで明るい印象です。

 

9 マンジャリ・ビターチョコレートのプレーンガナッシュ

ヴァローナ社のマンジャリを使用していると思われるビターチョコレートガナッシュです。マンジャリはマダガスカル産カカオを使用したカカオ分64%のチョコレート。マンジャリ特有のさわやかな酸味がフルーティーで、これまでじっくりボンボンショコラを味わった味覚をリセットするよう。最後の1粒にふさわしく、マンジャリというチョコレートの品質の高さを改めて感じます。

 

オテル・デュ・キャップ エデン=ロックとの違いは?

エデン=ロックとの違いは、クオリティは同じでありながら、リリアン氏のよりパーソナルな表現ができているのかな、という印象です。エデン=ロックはゴージャスで官能的な部分が感じられ、リリアン・ボンヌフォアは柔らかく、繊細なイメージです。

 

2020年のサロン・デュ・ショコラ東京会場に出展予定

今までは銀座三越のバレンタイン催事のみでしたが、来年のサロン・デュ・ショコラにはリリアン・ボンヌフォアとして出展予定とリリアン氏ご本人がおっしゃっていました。どんなクリエイションに出会えるのか、今からとても楽しみです。

 

Lilian Bonnefoi